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明野・三澤農場の今

2004年6月

ぶどうは順調に結実
ブドウの樹は5月末に開花し、約十日間で落花、小さな実を結びます。といってもブドウの花には花びらがないので、花冠が割れ落ちて雄しべと雌しべがむき出しになるのが開花、自家受粉して雄しべが落ちるの落花といい、色もほとんど変化しないのであまり目立ちません。

この開花期が天候不良だと「花ぶるい」(花穂が開花しなかったり、結実しない現象)を起こして、実の成りが悪くなります。今年は4月下旬の萌芽以降順調に推移し、平年より数日速めに結実期を迎え、どの品種も日に日に果粒を大きくしています。

 

■明野農場も着実に成長■
開園3年目を迎える明野農場は今年が本格的な初収穫の年。若々しい樹の新梢(今年伸びた枝)にはやや小振りな果房がしっかりついています。勝沼に比べて十日間ほど遅れて開花、結実を順調に迎えました。今から秋の収穫がわくわく待たれます。


グレイス倶楽部会員のみなさんと昨年、今年と連続して植えた苗もぐんぐん伸びて、8haの広い農場もほとんどブドウの樹で埋まりました。(H.A.)

2004年11月

施肥について

晩秋のブドウ畑は紅葉した葉が見事に美しく、落葉―ブドウ樹の休眠期が近づいていることを知らせてくれます。収穫から休眠までの時期、畑の作業の中心は施肥―土づくりです。勝沼地区の施肥は既に終わり、11月いっぱいをかけて明野農場での作業が連日行われています。

長らく生食用のブドウ畑として管理されてきた勝沼地区の畑で高品質なワイン用ブドウを栽培するときに一番苦労することは、樹勢が非常に強くなりがちなのを肥培管理とキャノピーマネジメント(樹冠管理)によって中庸な樹勢にし、葉の光合成で産出された養分を果実に凝縮させることです。したがって施肥としては、窒素分はごく控えめに各種ミネラルの補給を中心にして、ライ麦草生によって有機物補給と土壌団粒構造化をはかるという方針を継続してきました。


(微量要素を両側の畝の株元にスポット施肥)

それに対して、もとの雑木林や遊休桑畑を造成して作られた明野農場で一番基本になるのは、畑の土づくりです。すなわち、畑の酸度(pH)や含有栄養素の適正化のために施肥をすることはもちろんのこと、根がしっかり張り、毛細根がたくさん生え、無機養分を有効に吸収でき、さらに保水性と排水性が十分な土壌にすること、そのために微生物が活発に活動し、団粒化された土壌構造にしていくことが大切なのです。


(醗酵堆肥を株元に全面施肥)

過去3年、土づくりのために堆肥(主に地元特産の牛糞堆肥)を畝間に漉き込んだり、重機で穴を掘って埋め込んだり、発酵ぼかし堆肥を株元に施肥したりしてきました。今年はさらに近所の紅茶工場から大量に入手した茶ガラや米ぬかとEM菌活性液を混ぜて形成した糠ペレットを畝間に散布することによって、良質な有機物を投入するとともに微生物の活動を活発化させるような取り組みを強化しました。

この土づくり―施肥と休眠期の剪定によって、来年度の新梢の健全な成長、最適な果房数の確保-高品質な果実の収穫が可能になるのです。(H.A.)